初めまして。Mofプロジェクト　代表の早瀬千恵子です。

 

Mofプロジェクトとは主に高校卒業した後の知的障害者の方の休日や仕事の後の生活を充実して過ごすことのできる場所や環境を作る目的で立ち上げたプロジェクトです。

 

 

 

私の息子は希少染色体異常である、アンジェルマン症候群という個性を持って17年前に生まれてきました。

彼を育てていく中でたくさんの障害の方やその家族と出会ってきました。

アンジェルマン症候群という障害名がわかるまでには7年もの年月を要しました。

しかし、そのおかげで私は様々な障害があることを知ることになりました。

 

自閉症の方

出産時のトラブルで脳障害になってしまった方

染色体異常の方

事故や病気で後天性の重度の心身障害になってしまった方

原因不明の疾患

発達障害

その家族、お母さんなど

 

 

多くの方と接する中で感じたのはとても深い愛情でした。

どの方もいつも明るい笑顔でそして愛情たっぷりに育てていらっしゃいます。

そしてさらに興味深かったのは障害をお持ちの方のものの捉え方や見え方。

今まで障害の方と接したことがないので全然知らなかったんです。

それがとても興味深く感じていました。

 

自分とは違う感覚を持つ人がいるということがとてもとても興味深かったのです。

 

そんな興味とは裏腹に障害を持つ方との生活は家族も本人も困難なことも多いです。

 

幼少期、学童期、青年期とその時期に応じて様々なサービスがあります。

そしてそれは住んでいる地域により、大きく違いがあります。

 

そして高校卒業後の１８歳を越えると再び家族への負担は大きくなり、

１８歳以上の方と一般の方とは簡単にともに過ごすことが極端に減ります。

 

 

みなさんが日常生活をしていく中で障害をお持ちの方はみえますか？

一緒に飲みにいく仲間の中にいますか？

 

いると答えられる方は少ないと思います。

 

 

各自治体や施設のおかげでサービスは充実してきたものの、

一人で過ごすことが難しい方も多いのが現状です。

そのため家族（特に母親）は時間も肉体も酷使します。

 

いつもどこかで「私がいなくなったらどうなるんだろう」という不安を抱えていきています。

 

私も同じです。息子は重度の知的障害。２歳児程度の知能と言われています。

 

 

さらに１８歳以上の障害の方は圧倒的に自由に経験を積むのが難しくなってきます

 

学校に行っている間は安心した空間の中で信頼の置ける先生方のそばで様々な行事や体験ができます。

それが１８歳以上だと少なくなります。

 

 

 

もしかしたら彼らは自由に一人で過ごしたいかもしれません。

もしかしたら彼らは自由に自分の好きな趣味や習い事をしたいかもしれません。

もっといろんな体験をしてみたいと思っているかもしれません。

 

 

それが障害がありコミュニケーションが取りづらくて、身辺のお世話が必要な方にとっては

とてもハードルの高いことなんです。

 

 

私はそんな彼らが自由に過ごせる場所やサービスを提供したいと思いました。

 

 

もし彼らが私たちがカフェに行くかのようにリラックスして自由に出入りできる場所があるとしたら？

その場所が安心で安全な場所で信頼のおける人がいるとしたら？

 

 

家族もほっとできて彼らの笑顔ももっと輝くのではないでしょうか。

 

私は親バカかもしれませんが、息子の笑顔が大好きです。

なんの曇りもないその純粋な笑顔をいつまでもいつまでも見ていたいと思っています。

 

 

 

 

私の息子は言葉が喋れません。

彼の心の声、魂の声と対話をしました。

その彼の魂の名前「Mof」と名乗りました。

 

 

 

だからこれは息子の願いでもあります。

息子は「みんなの笑顔が見たい」と言いました。

できることの少ない息子ですが「誰かの役に立ちたい」といつも願っているのです。

その息子の願いを込めてこのプロジェクトを「Mofプロジェクト」と名付けました。

 

 

 

これまでもたくさんの方に愛され、助けられて今日まで生きてきました。

 

これからも多くの方と手を繋いで実現していきたいと思います。

 

 

障害を選んで生まれてきた勇敢な魂である彼ら。

そしてその勇敢な魂を育てると決めた、愛情に溢れる家族。

 

 

どちらにも幸せになる権利があります。

 

 

そして彼らが光り輝くことで皆さんにとっても過ごしやすい世界になるのだと信じています。

 

 

このプロジェクトを通じて多くの方が共感賛同してくれています。

 

 

さらなる応援ご協力よろしくお願いします。

 

 

 

Mof プロジェクト代表

早瀬千恵子＆Mof